
The World Voice Ensembleについて
世界で活躍するアーティストにチャンスと可能性を!
The World Voice Ensembleはアメリカに滞在、もしくはアメリカで挑戦、活躍を目指し各国から集まったアーティストの方々が現地アメリカ人と共に芸術作品、舞台を作っていく経験、機会をもっと身近なものにし、インターナショナルのアーティストがもっとニューヨークで活躍出来る場を増やす事を目的に作られた、NYCを中心に活動する、NPO法人シアターカンパニーです。
私共は多様な人種が出演可能な舞台芸術をプロデュースしていきます。一日にいくつも梯子できるほど、オーディションの機会があり誰でも挑戦可能なニューヨークではありますが、英語が第二言語の外国人歌手や俳優にとっては時に英語力が高い壁となり、役を得ることは至難の業となります。レベルの高い歌唱力、演技力に恵まれていても発音が悪ければ認めてもらえないのが現状です。
発音矯正は長い道のりであり、特に日本語は他国の言語と比べても母音が少なく舌を活発に動かさない言語なので、同じアジア系の韓国、中国、タイ人と比べても発音矯正力はスタートから非常にハンデが大きく、遅れをとっています。発音は自分自身でジャッジすることは難しく、根気も必要なため、後回しにしてしまう歌手志望の方を時折見かけますが、結果が出せないのは当然のことです。
その現状の打開策の一つとして、定期的にオフオフブロードウェイの劇場に実際出演できるミュージカルワークショップを開催しています。一人一人、ミュージカルシーンを抜粋で与えられ、徹底的な発音、演技、歌唱指導のもと、ブロードウェイ俳優をゲスト講師として招き、彼らの演出、振り付けの体験もできます。詳細→ Workshop プロを目指す役者、または初心者を対象に、それぞれの技術のレペルアップ、そして英語で舞台に立つことへの壁を取り除く事が目的です。役者達が私たちの活動に参加し、アメリカでオーディションに受かる為の登竜門となれれば幸いです。
加えて私共は、2016年、ミュージカルの巨匠、アンドリュー・ロイドウェバーの初期の作品であるブロードウェイミュージカル、ジーザス・クライストスト・スーパースターを上演し、3人の日本人俳優を起用。舞台スタッフとしても多くの日本人に活躍いただいています。制作側としては2014年、日本人作家の作品であるオリジナルミュージカルコメディ「天使のお仕事」をニューヨークでAngels at Workとして英訳上演し、2018年に改定を加え、オフオフブロードウェイの劇場で再演致しました。本作品はブロードウェイプロデューサー、ジーン・フィッシュ氏主催のオリジナルミュージカルコンクール、New York New Works Festivalでファイナルまで選出され数名の日本人俳優たちをオフブロードウェイデビューさせる結果に至り、多くのブロードウェイプロデューサーの方々から好評を得ることができました。舞台芸術で世界に挑戦したいという夢を持っているのは役者だけではありません。私共は世界中で夢を持つアーティストたちとニューヨークを結ぶ架け橋となり、皆さんのお力添えのもと、一緒に夢を可能なものにしていきたいと考えています。 どうぞ今後ともよろしくお願いします。
THE WORLD VOICE ENSEMBLE スタッフ一同

ジュレル・アームストロング
ニューヨーク州、ブロンクス生まれ。11歳の頃からブロンクス近郊のミュージカルに多数出演する。Pace大学演劇科、ニューヨーク大学大学院演劇教育科卒。在学中は自作のミュージカル、ソルラックグッドを公演。卒業公演でオセロのタイトルロールを演じる。卒業後はニューヨーク公立校の英語教師、アフタースクールで演劇クラスを担当。現在は公立校の特別支援クラスで体育教師をする傍ら、ニューヨークで役者を目指す外国人に英語の発音矯正指導に力を入れている。妻であるアームストロング眞希枝と組んで台本の翻訳も行い、日米でのオリジナル作品のプロデュースにも貢献している。The World Voice Ensemble Inc代表。
アームストロング 平川 眞希枝
東京音楽大学声楽科卒業後,藤原歌劇団に在籍。同歌劇団公演、創立時の新国立劇場のオペラ公演にコーラスメンバーとして数多く出演,劇団四季オペラ座の怪人にもロングラン公演にシーズンメンバーとして出演する。2000年にニューヨークに留学。ニューヨークシティオペラの講師陣に師事し,マスタークラスの生徒として選抜される。The most happy fella(Gallery players), Pagliacci (Smithtown Preforming Arts)など,ニューヨーク近郊の Equity showcaseやオペラに出演後,2006年,The King & I(Arkansas Rep. Theater)レディチャン役のアンダースタディ経験を経て,翌年,Weston playhouseにて同役を本役として演じ,Actors' Equity Association のメンバーとなる。ニューヨーク留学中の日本人への声楽指導や毎年夏に日本でミュージカルワークショップを開催するなど,後進の指導にも力を入れている。夫とともにThe World Voice Ensemble の代表を務める。


守内 宏輝
和歌山県出身、大阪音楽大学声楽科卒業。その後Broadway Theatre Workshopにて演劇、ミュージカルを学び渡米。ニューヨークのハーレムで Japanese Gospel Choirの一員としてミュージカル等に出演する。日本では、Debbie Does Dallas the musical, BABY, レ・ミゼラブル、バタフライはフリー(ロクソドンタフェスティバル最優秀賞作品賞受賞)に出演。NYにてアームストロング夫妻と出会い、共にThe World Voice Ensembleを設立。現在、俳優、演出家、アクティングコーチとして活動中。The World Voice Ensembleのホームページ作成担当、宣伝担当、プロダクションマネージャー。
斎条安紀
ジャズ/R&B/Pops シンガー&ソングライター。東京都出身。2005年より音楽活動を始める。六本木、赤坂のライブバーにてシンガーを勤めるほか、複数のバンドにリードボーカルとして参加し都内各所でライブを行う。2011年に渡米、Brooklyn Conservatory of Music プロフェッショナル学部 ジャズボーカル課を修了後、グラミーノミネート歌手Renee Manning、ジャズシンガーTulivu-Donna Cumberbatchに師事。ジャズピアニスト三上クニのEast of the Sun Bandにリードボーカルとして参加し、ブルックリン植物園、ブランチブルック公園(NJ州)、ミルリバー公園(CT州)で開催された桜まつりにてジャズライブを行うほか、自身のバンドを率いてNY市開催のイベントMake Music New Yorkや、宮城県仙台市開催の定禅寺ストリートジャズフェスティバルになどに参加、ジャズライブを行う。また、2008年よりレコーディングミュージシャンとしてTVCMにBGM・ボイスオーバーで多数出演するほか、ソングライターとして数々のTVCMに歌詞を提供している。2015年からThe World Voice Ensembleの活動にプロダクション・マネージャーとして参加し、2016年秋の公演で音楽監督補佐を担当する。2017年より活動拠点を日本へ移す。


カリッサ・ウィリアムズ
ニューヨーク州、ブロンクス生まれ。コロンビア大学で東アジアの言語と文化を学ぶ。日本で英語を教えていた経験があり、日本語も話す事が出来る。芸術系ののNPO団体で働いていた経験がある。その経験を生かし、高校の同級生でもある社長のジュレルと共に、The World Voice Ensembleを立ち上げるメンバーとなった。